(G-10) 点字の勉強もずいぶんすすんだね。でも、まだ覚えていないコトがあるんだけど、分かるかな?
(マナブくん) 分かるさぁ! 数字とアルファベット!
(G-10) そう、そのとーり! じゃあ、まずは数字のあらわし方を覚えてみようか! 数字を表すとき、「これから数字です」というしるしをつけるんだ。これが「数符」。数符は③と④と⑤と⑥の点であらわすんだよ。じゃあ、順番に見ていこう! 1,2,3,4,5,6,7,8,9,0。さっき説明した数符は・・・
(マナブくん) 前についているんだね!
(G-10) そうそう、そのとーり! じゃあ、この数符をとったら、読めるかな?
(マナブくん) 1がア、2がイ、3がウ、4がル、5がラ、6がエ、7がレ、8がリ、9がオ、0がロだね。
(G-10) せいかーい! このように、「アイウルラエレリオロ」の前に数符をつけることで、数字をあらわすんだ。
(マナブくん) なんか呪文みた-い!
(G-10) ここで、よく覚えておいて欲しいのが、十の位以上のあらわし方なんだ。
(マナブくん) 大きな数字だね!
(G-10) そう、まずは千の位まで。例を見てみよう。「12、58、137、490、1650」などこんな風に、千の位までは、ひとつの数符にくっつけて、ひと続きにあらわすんだ。でも、もっと大きな数字は、長く続いてしまうので読みにくいね。「万、億、兆」などには、別なルールがあるんだ。「1万2349、345万6090」のように、数字の後ろに「マン」と言葉であらわし、この後ろを一マスあけるんだ。
ついでに、もう一つ! 郵便番号や電話番号などで使われるヨコボウは③と⑥の点を使ってあらわすんだ。06_6441_1068 123_3456。この③と⑥の点を「第1つなぎ符」というんだ。
(マナブくん) 第1つなぎ符かあ!
【まとめ】
・数字には数符をつけて、千の位まではひと続きに表します。
・「万・億・兆」は「マン・オク・チョー」とカナで表します。
・電話番号の間にある「-」は③⑥の点の第1つなぎ符で表します。
【考えよう!!】
駅のホームや横断歩道はとくに危険です。駅のホームから落ちる事故がたびたびおきています。
まわりにたくさん人がいても、ガイドをする人がいないと困ります。勇気をもって声をかけましょう。