ステップ21 点字を書く① 日本語のきまり

(G-10) 点字では日本語を正しいかなづかいで書くことがすごーく大切なんだよ!

(マナブくん) かなづかいってそんなに難しいかなぁ?

(G-10) いつもは分かっているつもりでも、漢字になるとどっちが正しいか分からなくなる言葉があるはず。例えば、「王様」 「氷」。

(マナブくん) フンフン

(G-10)これをひらがなにすると、「おうさま」 「こおり」。

(マナブくん) あー、そっか! 「う」と「お」ってまちがえやすいよね。

(G-10) フフフッ・・・、じゃあこれはどうかな? 「頭痛」 「続き」。

(マナブくん) えーっと・・・

(G-10) これもひらがなにすると、「ずつう」 「つづき」。

(マナブくん) あー、これもまちがえやすいよね。

(G-10) ねーっ! こんなふうにまちがえやすい言葉があるから、もし不安になったら、じしょで調べたり、まわりの人に聞いて正しく書こうね。

(マナブくん) りょーかい!

【まとめ】
漢字やかなで書いてあったら、それを正しく読んで、正しい点字の「かなづかい」にします。

【考えよう!!】
町で、白い杖を持っている人のお手伝いをしようと思って、声をかけても、ことわられることもあります。
私たちと同じように、見えない人にもいろんな性格の人がいるし、もしかしたら考えごとをしていたり、一人でだいじょうぶなのかもしれません。
そんなときは、がっかりしたり、「はずかしいからもう声をかけない!」なんて思わないでくださいね。また、次に困っているような人を見かけたら、お手伝いをしてください。