(G-10) 点字の仕組みが分かってきたところで、次はいよいよ点字を読んでみよう!
(マナブくん) よし、がんばるぞ!
(G-10) まずは「ア行」、いわゆる母音だね。点字の組み合わせの基本になるんだよ。まずは「あ」。「あ」は①の点で表すんだ。「い」は①と②の点。「う」は①と④の点。「え」は①と②と④の点。「お」は②と④の点でそれぞれ表すんだよ。
(マナブくん) なるほど!
(G-10) このように「ア行」は①②④の3点の組み合わせで表すんだ。この「ア行」が50音の基本になるから、おぼえておいて。
(マナブくん) そうか、これが基本だね。分かった!!
【まとめ】
・「あ」は①の点で表します。
・「い」は①、②の点で表します。
・「う」は①、④の点で表します。
・「え」は①、②、④の点で表します。
・「お」は②、④の点で表します。
・「あいうえお」は①と②と④の点での組み合わせでできています。
【考えよう!!】
前回は、だれにでも便利な、さわってわかる「しるし」がついているものをさがしてみましたね。そのような区別のひとつとして、色でわかりやすくしたものもあります。黒い面を使えば、白い大根などを切るときに見やすい「白黒まな板」、白いご飯が見えやすい「黒いしゃもじ」、「かわくと色が消えるのり」などです。これらは、見えない人・見えにくい人にも便利ですが、高れい者や私たちみんなにも便利です。このようにみんなに便利なデザインを「ユニバーサルデザイン」といいます。